
オールドドメインとは、一度利用されたことがある、期限切れのドメインの事になります。中古ドメインとも呼ばれます。オールド(中古)ドメインはSEO対策に有効なことから、GoogleのPageRankが高いドメインや運営歴が長いドメインを高値で売買されています。
ドメインの更新期間はすべてのドメインに置いて、取得から1年間と決まっています。その期限が切れて放棄したドメインがオールド(中古)ドメインとなるわけです。
中古・オールドドメインを利用する上でSEO効果が期待できる反面、リスクは非常に高くなっている状況にあります。(2014年8月5日現在)中古ドメインの効果は、現時点でもあります。まずは、利用者も含めオールド(中古)ドメインを理解することが重要です。
2016年5月29日追記:バックリンク(被リンク)目当てでオールドドメインを利用するのは、ご承知の通り高いリスクが現在は伴います。それはGoogleが被リンクの質を重視しているからです。ご理解いただいた上で記事を確認してください。また「GoogleツールバーのPageRank(ページランク)が正式に削除!」も確認してください。ドメインのPageRankのチェックが出来なくなっています。
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【目次】
1.SEO対策に及ぼす効果について
オールド(中古)ドメインによるメリットは以下の通りです。
- ドメインエイジが引き継がれる
- インデックススピードが速い
- Googleのページランクも引き継がれる
- バックリンク(被リンク)が引き継がれる
- カテゴリ登録もそのまま引き継がれる
オールド(中古)ドメインはSEO対策に有効である。という検証結果が出ています。そのため、中古ドメインの購入者は2008年以降急速に増えており、現在はホームページを立ち上げる際に、アフィリエイトを行っている個人・法人企業などが多く中古ドメインを買い求めるようになりました。
実際に私も中古ドメインでいくつか運用しておりますが、通常の新規で取得した独自ドメインよりははるかに効率的な運用ができているといえます。
及ぼす効果について、1つ1つ確認していきます。
ドメインエイジが引き継がれる
ドメインには取得日というものが存在します。中古ドメインを再度取得した場合は取得を行った日が取得日になりますが、ドメインエイジというものがあり、取得日とは別に、そのドメインがいつ頃から使われていたのか?という部分が、SEO対策で効果を発揮します。
古いほど効果的
ものすごく簡単なお話ですが、ドメインエイジが古いということは、長く昔からサイトの運営を行っている(行っていた)。ということになります。そのためGoogleのアルゴリズムは「長く運営していたサイトは信用力が高い」という評価をするため、新規で取得するドメインよりは、プラスになるわけです。
インデックスのスピードが速い
新規ドメインでサイトを立ち上げた場合ですが、新しいサイトで、かつ新規のドメインということで、Googleの検索エンジンが認識(クロール)しインデックスするまで時間がかかってしまうのが通常です。
※ここでお伝えするインデックスとは、Googleの検索エンジンがサイトのページを認識する期間のことを指します。
クロールが速い
中古ドメインの場合はGoogleの検索エンジンが昔にクロールした実績があるため、クロールが早くインデックス数(ページ数)を認識してくれやすくなります。
そのための効果としては、他の新規で立ち上げたサイトより上位表示されやすいという結果に至ります。
※実際の感覚ですが、通常の新規ドメインを取得した際よりは、1ヶ月~3ヶ月ほど上位表示期間の短縮化が可能になり、新規ドメインよりも上位表示したいキーワードで上がりやすい傾向があります。ランキングで伝えると10位~30位前後は違うと思います。
Googleのページランクを引き継ぐ事が可能
Googleが指標としているページランクを中古のドメインから引き継ぐことが可能になります。例えば、ページランク6の中古ドメインを取得して、そのままサイトを作成しオープンした場合、そのままのページランク6を引き継ぐことが可能です。
Googleアルゴリズムはページランクの高さ(インターネット上での影響力)もSEOに考慮している部分がありますので、ページランクが引き継げることは嬉しい限りです。
バックリンク(被リンク)も引き継がれる
通常ある程度の運営期間(1年~2年)、運営していたドメインは他のサイトからのリンク(被リンク)がついているものです。中古ドメインはその被リンクが引き継がれます。
カテゴリ登録も引き継がれる
Yahoo!カテゴリ登録や、クロスレコメンド、Jエントリーなどのカテゴリ登録も引き継がれます。基本的のそのドメインに対してカテゴリ登録を行うので削除がされないかぎり、費用が浮いた事になります。
※カテゴリ登録の注意点としては、リンクを買う行為になるためGoogleの検索エンジンに嫌われる可能性が高いため注意あ必要になります。有料カテゴリ登録については「被リンクが買える有料ディレクトリ登録は、ほとんどがペナルティを受け、nofollow!」を確認してください。
2.中古ドメインの選び方
中古(オールド)ドメインを購入する際に選んでほしいポイントを掲載しています。せっかく価値のあるドメインを購入したとしても、選び方を間違えたら無駄になってしまうのが、この中古(ドメイン)の怖いところです。
Googleページランクは5以上
中古(オールド)ドメインを選ぶ際は、Googleページランクは5以上のものをなるべく選ぶようにしましょう。ページランク5、6が取れれば非常にラッキーです。高ければ高いほど色々なことが行いやすくなります。また、最低でも3,4はしっかりと取りましょう。
ページランクの効果とは
ページランクは高い方がいい。と思ってる方が多いです。「その通り」ですね(笑)ページランクの高さはGoogleのランキングアルゴリズムの1つの指標になります。つまり、SEO対策のプラスになるということです。
ただ、勘違いしないでいただきたい点は、あくまで指標の1つであるということです。検索エンジンのランキングを決める指標は200以上存在するといわれていますので、プラス1点!と言ったところになりますが実際のところ効果は高いですね
これは管理者体験ですが、ページランク4のサイトと、ページランク5のサイトであれば、キーワードに対する上位表示効果が全く違います。ページランク5以上あれば、ビックキーワードも狙っていくことが可能になります。
ペナルティを受けているドメインに注意する
なぜ?ページランクが高いドメインやバックリンクがついているドメインを捨ててしまうのでしょうか。普通なら、被リンクサイトに使ったり、売ったりしてもいいもの・・・ということは、検索エンジン上からペナルティを受けているサイトが多く「捨ててある」ということも可能性としてはあります。
ペナルティを受けているか受けていないかは、「世界のURI (ドメイン)ブラックリストチェック」で確認ください。
中国系のドメインには注意する
中国系のドメイン。バックリンクに中国系の被リンクがついているドメインですが、ページランクが高いものをたとえ選んだとしても、ページランクがガタっと下がるイメージが強いです。
通常稼働していなければページランクは下がる可能性は高く、約半年に1度の更新で下がりますが、中国系はページランク4⇒ページランク1に急に下がるイメージがありますので、注意しましょう。
ドメインエイジ(年齢)がなるべく古いもの
ドメインエイジが古いものをなるべく選ぶと良いと思います。理由は2つありますので、説明してきます。
ドメインエイジが古い方が信用力が高い
ドメインエイジが古ければ古いほど、Googleの検索エンジンの評価が上がるといわれています。オールドドメインがはやった際に定義は2002年より前のもの。というのが、基本概念でした。また、2005年に取得したドメインより~2002年ぐらいにしっかり運用しているサイトの方が上位表示のパワーがありました。
ドメインエイジが古い方が被リンクが外れにくい
オールドドメインを購入する際に、バックリンクを確認して購入すると思いますが、その際にドメイン年齢が若ければ若いほど、すぐに外れてしまう可能性があります。昔からついている被リンクではないために、簡単に外れてしまうことが実際にありますので注意してください。
バックリンクにIP分散ができてるかチェックする
バックリンクにIP分散できているかチェックしましょう。同一のサイトからの被リンクを受けている可能性があります。しっかりと確認することが大事ですね。分からない方は「IP分散一括ツールチェック」を確認してください。
以前利用されていたタイトルタグと同様のキーワードを入れる
オールド(中古)ドメインのSEO上のメリットは説明した通りですが、昔に使われていたトップページのタイトルタグを入れることによって加速度的に上位表示効果を高めることが可能になります。
例えばですが、
<title>●●●●●|育毛サイト</title>
というタイトルであれば、オールド(中古)ドメインでの全ページ共通部分に、<title>●●●●●育毛●●●●</title>というキーワードを設定しましょう。
3.中古ドメインの無料・有料取得の方法
オールドドメイン・中古ドメイン・期限切れドメインを無料で取得する方法をご紹介いたします。ドメインは中古になるとプレミアムが付き、非常に高値で取引されます。通常のドメイン価格で中古ドメインを購入するための方法やサイトのご紹介をしています。
Expired Domains(海外の無料中古ドメイン検索サイト)

サイト名:Expired Domains
価格:無料
独自評価:★★★★★
ドメインの期限切れまじかのドメインをピックアップすることが可能です。また現在取得できる中古(オールド)ドメインを探す事もできます。ページランク、ドメインエイジ、バックリンク、Alexa traffic rank、インデックス数などから絞り込みができるので、海外の中古(オールド)ドメインを取得するには最適です。
期限切れドメイン検索エンジン(日本)

サイト名:Domainseo.jp
価格:無料
評価:★★★★☆
ドメインの期限切れが確認できる日本のサイトです。海外のサイトと違い非常に使いやすいのが特徴ですが、無料の会員登録と、自分のサイトに被リンクを貼る必要があるため、ホームページを持っていない方は探すことはできません。
Domainsnext(海外の中古ドメイン無料検索サイト)

サイト名:Domainsnext
価格:無料
評価:★★★☆☆
海外の中古・オールドドメインを検索することが可能です。A~Zまでドメインの走りだしを検索することができます。希望のオールドドメインを探しやすいと言えます。一つ一つチェックすることが大事です。しっかりと確認しながら中古ドメインを取得することをお勧めします。
アフィリエイターが良く利用する中古ドメイン検索ツール
4.中古ドメイン取得前チェック
オールド(中古)ドメインの選定は決まりましたでしょうか?無料等で選定する選定方法が決まらない方は、是非初めから確認してください。当ページでは、選んだドメインがしっかりと中古の効果を発揮してくれるか間違いないか調べるためのページになります。
オールド(中古)ドメインを購入する際に一番大事な部分になりますので、しっかりと確認してください。
オールド(中古)ドメインのデメリットについて
最後に取得する前にデメリットを確認しておきましょう。
- 中古ドメインには当たり外れが存在する。
- スパムを受けている可能性があり引き継いでしまう。
少しでも上記の失敗をしてしまう確立を下げるために、ステップに基づいて行っていってください。
②中古ドメインの歴史(ドメインエイジ)を調べる
無料で中古ドメインを取得できる海外のサイトなどは、ドメインエイジが記載されていますが、実際のところしっかりと調べないとわかりません。
調べる方法が下記のサイトになります。
【外部サイト】The Wayback Machine
まずは、「The Wayback Machine」という海外のサイトに行きます。これは、ドメインの今までの歴史を調べてくれるサイトになります。どのようなサイトを運営していたかということを調べてきます。まず、赤枠で囲った部分に取得したいURLを入れて、「Take Me Back」のボタンを押してきましょう。
ボタンを押すと上記写真のような画面が出てきます。①の部分を確認いただくと、いままでどれぐらいの運営していたかがわかります。また、①で出ているのは、検索エンジンがクロールした形跡を表にしているものになります。
次に、②の赤枠部分を確認してください。上記画像では、1月9ボタンを押すと上記写真のような画面が出てきます。①の部分を確認いただくと、いままでどれぐらいの運営していたかがわかります。また、①で出ているのは、検索エンジンがクロールした形跡を表にしているものになります。
②の部分を押すと下記画像が出現します。
昔に運営していたサイト「(http://www.mecanix.net/)」のURLを入れてみました。」
※このデータは出現しない時もあります。これはGoogleがクロールしていた際に残っているキャッシュデータになります。
実際に2001年から取得されており、株式会社メカニクスという会社が取得していたドメインになります。
おそらくですが、会社が潰れたのではなく、「co.jp」ドメインに切り替えたのだと思います。実際の会社を検索してみると、ちょうど運営を辞めた時期に「co.jp」ドメインを取得していました。
上記の画面で「ソース」を確認します。(下記画像が出現します)
※ブラウザによってページソースの見方が異なります。
- IEの場合・・・表示>ソース
- chromeの場合・・・右クリック>ページのソースを表示
- Firefoxの場合・・・ツール>Web開発>ページのソース
③の部分を確認しましょう。今回はあまりいい事例ではありません。(済みません・・・)
<TITLE>タイトルタグで囲まれた部分</TITLE>のキーワードが自分が狙いたいキーワードと合致していることがポイントになります。キーワードが合致していれば、基本的にページを新しく作ってもすぐにインデックス化がされ、上位表示も楽に可能になります。
「昔につけていたタイトルをなるべく引き継ぐ」
例えば、上記の調べ方で調べたサイトの<TITLE>部分のキーワードが「育毛剤、頭皮・育毛シャンプー」だったとします。
その際は、<TITLE>育毛剤シャンプーサイト</TITLE>などにタイトルを決めて、サイトを構築すると中古ドメインの効力が一番発揮されるつくり方といえます。
タイトルが合致しない場合は中古ドメインのSEO対策効果はないのか?
答えは、「あります」
たとえタイトルが合致しなくても、SEO対策上の効果があります。どのような効果があるかというと、下記の通りです。
- ドメインエイジフィルターの影響を受けない
- インデックスのスピードが高い
- ページランク (PageRank) は引き継がれる
と中古ドメインでの効力はあります。これは、私の独自の発想ですが、ページランクが5以上であれば、たとえタイトルが違っても効果は十分に発揮されるので、購入することをお勧めします。
次は、ペナルティを受けているかどうかのスパムチェックを行います。
5.中古ドメイン購入時のスパムチェック
中古ドメインのスパムチェックを行っていきます。いくつか方法はありますが、実際に私が行っている方法を掲載しておきます。
検索エンジンのスパムとは、何等かの高い技術と方法で不正に検索エンジンの上位表示(SEO対策)をおこなったサイトの事を言います。上記の行為を行うことで、検索エンジンに二度と出ないように検索エンジン側がプログラミンングをしています。つまりスパムです。
スパム行為を働いたドメインになると、どんなに良質なページを作ろうが、どんなにページ数をたくさん稼いだとしても、検索エンジンの順位に入ることは2度とありません。
世界のURI (ドメイン)ブラックリストチェック
【外部サイト】Worldwide URI black list check
上記サイトへ行き、赤枠で囲った部分に取得しようとしている中古ドメインを
入れて、「Check/チェック」ボタンを押すだけです。
下記のような表示が出現します。
[rbl.jp][Worldwide]に「登録されていません」という形で出れば、第一段階クリアになります。
※サイトにも記載してある通り、データベースでは不十分な可能性もありますので「登録されていません」と出たら第一段階クリアだと思いましょう。
ブラックリストデータベースもチェックする
これは、また違う視点でブラックリストに載っていないかチェックします。
【外部サイト】aguse
非常にシンプルなつくりになっていますが、使いやすく情報量も豊富です。赤枠の部分に調べたいURLを入れるだけでブラックリストに載っているかどうか、調べることが可能です。下記のようなリスト表示されます。
※ブラックリスト判定結果はデータの一番下にあります。
「判定結果」の内容に「○SAFE」と表示されたら第二段階のチェックは終了です。少し手間がかかりますが、ブラックリストに載っていないかのチェックはこの2段階で行うことを、お勧めいたします。
■ページランクに偽装がないかチェックする
ページランクに偽装??と思う方もいるかもしれませんが、実際に偽装する方法は存在します。(そもそもプログラムですからね)なぜするか?というというと高いページランクだと売れるからです。
※この偽装を行ったサイト及び、ウェブマスターツールなどを登録している同一サイトはGoogleの検索エンジンに嫌われる可能性があるので注意しましょう。このチェックも欠かせないですね。
【外部サイト】SEOチェキ
中古ドメインを購入しようと考える方でSEOチェキを知らない人はいないと思いますが、実際にページランクが偽装だった場合は下記のように表示されます。
丁度売れ残っているページランク4のドメインが「偽装の可能性あり」と表示ができました。
でもこういったドメインでも買っちゃう人いるのが現実ですね。
”偽装されている可能性”までしかわかりませんが、手を付けない方が無難ですね。
まとめ
中古ドメインでのホームページ作成は年々リスクが高くなってきております。
まず、行わない方が無難という見解に至ります。方法論はまとめており、以前のSEO対策の有効度は解説しましたが、現在は全て新規ドメインを購入するようにしています。
むしろ、中古ドメインではないか確認を行ってから購入するツールに利用しています。
Edit
コメント:4件
こんばんは。
一件質問です。
弁護士事務所の中古ドメインを使って、すし屋のサイトを作ってもありなんですか?
バックが全く違うから悩んだんですが。
みゅこさん、書き込みありがとうございます。
結論からお伝えすると、中古ドメインは利用しない方が良いと思います。
バックリンク目的だと思いますが、バックリンクの質をGoogleは見るようになっているので、意味がないかもしれませんし、さらにお買いになったドメインを手放していることを考えると、スパムになる危険性も高いためです。
中古ドメインはインデックスされやすいとも言われますが、https化を行えばそれも解消できます。あまり中古ドメインを利用するのは得策ではないでしょう。ご質問、ありがとうございました。
ご返信ありがとうございました。あまりにも業種がかけ離れた分野では使えないということですね。中古ドメイン惹かれるのですが、なかなか思うような物が見つかりません。
やっぱり考え直します。
何時仕様が変わったのはわかりませんが、aguseはコンテンツが入っていないドメインに関しては
ブラックリスト判定結果が表示されなくなっています。
中古ドメインとして放出されるとコンテンツがないことが一般的ですから、aguseは実質的には使用
できないということでいいのでしょうか?