
2019年12月15日付けでSearch Consoleのガバレッジに「Google 検索の更新情報:Google 検索で、サイトのデータに影響を与える可能性のあるイベントが発生しました。」というコメントが追加された。(上画像参照)
「詳細を見る」リンクから更新情報が分かるのだが、非常に分かりにくいため、以下で説明していく。
Search Consoleヘルプの公式ページには、以下のように記載している。
2019年12月15日以降
インデックスカバレッジレポートは、インデックス付きページについてより正確にレポートできるようになりました。このため、クロールされた一部のページ-現在インデックスが作成されていないページは、インデックスが作成されていることが判明しています。その結果、ページがExcludedからValid状態に移行することがあります。これはサイトの変更を反映するのではなく、より正確な会計システムを反映します。(Google翻訳)
結論からお伝えすると、サイト管理者や運営者として今回何もすることはない。
変更点としては、Search Console内の
- ガバレッジの「クロール済み―インデックス未登録」のページが解消された可能性がある
- 上記が改善されたため、ガバレッジのインデックスの登録数が増えている可能性がある
- Search Console内のデータが変更されたのみで、ウェブサイトに与える影響はない
この3点がポイントと言える。
【目次】
クロール済み―インデックス未登録
「クロール済み―インデックス未登録」に関しては、当サイトでも説明しているが、Googleに一度はクロールされたが、インデックスに登録されていないページが除外されている状態である。
ウェブサイトの運営者として、大きく悩んでいた方も多い項目ではないであろうか。実際に「クロール済み―インデックス未登録」のデータを確認してみると以下の通りだ。
12月15日のデータを確認すると、該当ページの箇所が大幅に減っていることが分かる。
さらに、「ガバレッジ―有効」になっている数値を確認(以下画像)すると、有効数が上がっていることも分かる。
また、公式Twitterでもアナウンスがされている。
From Dec 15, the Index Coverage report can more accurately report on indexed pages. Because of this, some pages that were “Crawled – currently not indexed” are now known to be indexed. You’ll see a chart notification in this report. pic.twitter.com/RLgmo6x8jX
— Google Webmasters (@googlewmc) December 18, 2019
12月15日から、インデックスカバレッジレポートはインデックス付きページについてより正確にレポートできるようになりました。このため、「クロールされた-現在インデックスが作成されていない」ページの一部は、インデックスが作成されていることがわかっています。このレポートにはチャート通知が表示されます。(Google翻訳)
クロール済み―インデックス未登録のままのページはどうするの?
上記のデータを確認した場合、すべての「クロール済み―インデックス未登録」のページが「有効」になったわけではない。
そのため、「クロール済み―インデックス未登録」を何とかすべて解消したいと思うのも必然と言える。そのための対処方法を掲載しておく。
(1)インデックス未登録のページをまずは確認する
「クロール済み―インデックス未登録」のページは同じく「Search Consoleの検索部分:「URL」内のすべてのURLを検証」で確認することが出来る。
そのため、本来インデックスされたいページを発見した場合は「Search Console」で調べることがまずは基本となる。
上画像のように、Googleに登録されていない場合は、「インデックス登録をリクエスト」することで解消につながる可能性はある。
ただし、すべての「クロール済み―インデックス未登録」のインデックスが必要かどうかは必ず見極める必要がある。
(2)「site:URL」の検索は正確ではないため注意
Search Consoleでの検証は手間がかかるため、「site:URL」の検索を行いインデックス確認したくなるが、表示されるデータは正確ではない。
そのため、「Search Console」で調べていくことをお勧めする。
(3)その他
「クロール済み – インデックス未登録」がそもそも分からない場合、当サイトの「クロール済み―インデックス未登録」を一度確認してほしい。
最後に:所感・まとめ
繰り返しにはなるが今回、Search Consoleのガバレッジに Google検索の更新情報が更新されたが、
- Search Console内のデータが変更されたのみで、ウェブサイトに与える影響はないこと
- Search Consoleでより正確にデータを確認できるようになったこと
以上が今回のポイントとなる。
ウェブ管理者や担当者として行うことはなく、データがより正確になったと考えておこう。
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